アーケードからの移植作。
アーケード版は日本では『ティップタップ』というタイトルで稼動していた。
アーケード版を開発したのはアーケード版『ドンキーコング』のプログラミングを請け負った池上通信機、発売はセガ。
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Sega (1984)
評価 C+
カラフルな疑似3Dグラフィックによって、ColecovisionのCongo Bongoは80年代初期の未熟なAtari 2600の(私も含めた)ファンから羨望の眼差しを集めた。
このゲームは『ドンキーコング』から多くのアイデアを盗用しているけれど、全体に(文字通り)新しい次元が施されている。
第一ステージでは、プレイヤーは頂上にいるCongo Bongoと名付けられた意地の悪い類人猿の所まで行くために、階段状になっている崖を登っていかなければならない。
道中では、主人公は落ちてくるココナッツを素早く避け、橋を渡り、丘を滑り落ち、地面の裂け目を跳び越して、さらに猿を避けて行く。
詳細に描かれたグラフィックはひときわ人目をひくものの、私は汚い黄色とオレンジによる配色よりも、緑のカラースキームの方がもっと好きだ。
水か飛び跳ねている青い滝は美しく見えるし、隅っこにある小さな骸骨のような細部はこのゲームに魅力を与えている。
猿はほとんどの場合プレイヤーを苛立たせるが、もし二匹の猿に捕まってしまったら、彼らは主人公を持ち上げて崖の下に投げ落としてしまうのだ!
他の二つのステージが第一ステージと同じ位面白ければなあ! と、私は思う。
第二ステージはかなり想像力に欠けていて、広大なサバンナの至るところでサイが攻撃を仕掛けて来るということを特色としている。このステージには隠れるための幾つかの穴が用意されているけれど、もしプレイヤーが単に何度もジャンプをしてさえいれば、それらは必要ないということを発見してしまった。
最後のステージは『フロッガー』を3D化した画面に似ている。そこでプレイヤーは水面に浮かぶ睡蓮やカバに乗って川を横切って行く必要がある。このステージの画面は十分に魅力的だけれど、イライラするほど難しい。
さらに悪いことには、三度Congoの所に辿り着いたとしても何のご褒美もない――ただ最初のステージに戻るだけだ。
むらのあるゲーム内容だとしても、Congo Bongoはやりがいがあり、見栄えのするタイトルだ。