アーケードの移植作。
アーケード版の動画Crystal Castles [1983] Arcade Video Games
Atari 2600用トラックボールhttp://www.atarimuseum.com/videogames/consoles/2600/2600trakball.html
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Atari(1984)
評価 B
このAtari 2600用に移植されたCrystal Castlesは良く出来ているけれど、素早くきびきびとした動作が特徴のアーケードバージョンと比べると、ぎこちなく感じてしまう。
ゲームの舞台となるのは青い宝石が散らばっている3Dの城の迷路の数々だ。プレイヤーは熊のBentleyを操作して、「歩く木」「骸骨」「幽霊」「水晶玉」「ハチの群れ」そして宝石を食べる、直立したムカデに似た生き物を避けていきながら、全ての宝石を集めていく。
ハチミツの入った壷を取るとボーナス・ポイントを獲得することが出来、魔法の帽子はBentleyを数秒間、無敵にする事を可能にする。
アーケードゲームのCrystal CastlesをAtari 2600に移植するという事は難しい作業だが、アタリはアーケードにあった全ての要素を詰め込むことに成功している。もちろんAtari 2600版の城のデザインはアーケードに比べて質素なものに成ってしまってはいるものの、それらの城は少なくともバラエティに富んではいる。キャラクターは生き生きと描き出され、画面のちらつきもそんなに悪くは無い。
主人公のBentleyが攻撃を受けた時に、彼が汚い言葉を口にしていると思うのは気のせいだろうか?
このゲームの主要な問題点は操作性の悪さにある。
アーケードでは熊を華麗に動かすのにトラックボールを使用したのだが、Atari 2600用のトラックボールをこのゲームに使用すると、主人公の動作が恐ろしく遅くなる。プレイヤーがどんなに速くスピンさせても無駄な努力となってしまうのだ(Wicoトラックボールを使用したとしても同様だ)。
さらに悪いことには、宝石が平たいために拾うのにかなり苦労する。このゲームをプレイするのに、トラックボールではなくジョイスティックを使用しなければならないのは残念なことだ。
このゲームの良い点は、サウンドエフェクトがアーケードに忠実で、そして難易度が八つも用意されているということだ。