2008年10月3日金曜日

Seaquest (1983) (Atari 2600)



Activision Classics - Sea Quest
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Activision (1983)
評価 B-
 
さらにもう一つの、巧妙にプログラムされたアクティビジョンのゲームであるこの『シークエスト』は目を見張るものがある。
うららかな青い海、赤い夕焼けの空、そして鮮明なグラフィックはすごく魅力的である。このゲームは、同じ事を何度も繰り返さなければならないにもかかわらず、いくぶん人を引き付ける、連射が可能な潜水艦アクションをプレイヤーに提供している。
プレイヤーは黄色い潜水艦を操作して、サメに追いかけられているダイバーを救出しなければならない。
青いダイバーが、口をパクパクしているサメから逃げるために、死にもの狂いで足をバタバタと動かしている様子は可笑しい。
また、プレイヤーは魚雷を発射してくる灰色の潜水艦にも対処する必要がある。自機の潜水艦は一度に五人のダイバーを運ぶことができる。
ダイバーがほとんど自機の潜水艦と同じくらいの大きさであるということを考えると、彼らはどうやって一つの潜水艦に入っているのだろうかと不思議に思わざるを得ない! これはまるで海のクラウン・カー(道化師の車)(*注)のようだ。
自機の中にある酸素の量はあらかじめ決まっているが(酸素は少しずつ減っていく)、これはそれほどゲームオーバーになる要因とはならない。
問題は、海上をパトロールしている、小さくて控えめな船にある。この船はプレイヤーの仲間に見える。
しかし、この[卑猥語]野郎は、プレイヤーが(酸素を補給するために)海上に出たときに、自機のケツに向かって激突しようとしてくるのだ! このクソ野郎が!!
私は『シークエスト』の鮮やかなグラフィックときびきびした操作性がすごくすきだ。
でも、ゲーム内容にはすぐに飽きてしまう。それは必ずしも難易度のせいだとはいえない。そうではなくて、1000ポイント獲得するたびに自機が追加されることによって、やりがいが薄まってしまって、ゲームがダラダラと長引いてしまうのだ。それにもかかわらず、グラフィックが鮮明であるために、『シークエスト』は魅力的なタイトルになっている。
 
(*訳者注)クラウン・カー(道化師の車)clown car:大勢の道化師が乗っている小さな車のこと。