2008年10月6日月曜日

Atlantis (1982) (Atari 2600)



Atlantis (Atari 2600) (How To Beat Home Video Games 1)
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Imagic (1982)
評価 B-
 
その魅力と、高解像度のグラフィックのために、『アトランティス』は1982年に多くのゲーマーを虜にした。画面の下半分には色彩に富んだ、あらゆる種類の奇妙な外観の建物や原子炉がある水中都市がある。
頭上の、敵の異星人が乗っている虹色に彩られた宇宙船は、(プレイヤーが操作する)大砲の一つを破壊できるくらい十分に低く下降してくるまで、前後に疾走していく。三つの大砲を使用して(大砲は中央にひとつ、そして両サイドに一つずつある)、可能な限り長くそれらの侵略者を寄せ付けないようにするのがプレイヤーの仕事だ。プレイヤーは(敵に)狙いを定めることが出来ないので、ゲームの内容は著しく単純なものになっている――プレイヤーは単に、ジョイスティックで使用する大砲を選んで、そして弾を発射するだけだ。
ゲームバリエーション1は、真上に弾を発射する中央の大砲のみにほとんどを頼ってしまうことができるために、とても簡単すぎてしまう(ちなみにサイドにある大砲は弾を対角線上に斜めに発射する)。中央の大砲が最終的に破壊されても、寛大すぎるボーナスシステムのおかげで中央の大砲はすぐに元に戻る。
ゲームバリエーション2では、中央の大砲が使えなくなっているので、プレイヤーは注意深く弾を撃つための時間が必要になってくるために、こちらの方がバリエーション1よりもかなり良い。また、二人のプレイヤーで協力してゲームを進めていくモードは良いオプションだ。
このゲームのシャープなグラフィックに加えて、『アトランティス』はまた歴史的な観点からいっても興味深い。この『アトランティス』は本当の“エンディング”が用意されているはじめての据え置き型ゲーム機のゲームのうちの一つだ。エンディングではプレイヤーが守るべき都市が完全に破壊された後、空飛ぶ円盤が逃亡していく様子が簡潔に描かれる。加えて、このゲームは続編(Imagicの『Cosmic Ark』)が作られたはじめてのAatri 2600のゲームだ。
『アトランティス』は当時を回想するには興味深いゲームだけれど、ゲーム内容は否定しがたいほど浅い。
もっと出来のいいバージョンで遊びたい人は、Intellivision版をチェックすることをオススメする。