2009年2月17日火曜日
Fantastic Voyage (1982) (Atari 2600)
映画『Fantastic Voyage』(1966年制作)(邦題:『ミクロの決死圏』)をゲーム化したもの。
動画 ― FANTASTIC VOYAGE for Atari 2600 review
http://www.youtube.com/watch?v=PmYHgI6Zf-g
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://www.videogamecritic.net/2600fg.htm#Fantastic_Voyage
発売元 Fox (1982)
評価 B-
『Fantastic Voyage』は1966年に公開された安っぽい映画を元に作られている。その映画の内容は潜航艇を(特別な光線を用いて)縮小させ、それを衰弱した人間の頭に注入するというものだ。
この縦スクロール・シューティングで、プレイヤーは患者の血流に乗って移動しながら、バクテリアや血の塊、その他の嫌なものを撃破しなければならない。
シューティング・アクションの出来はそんなに悪くはない。そして、このゲームは少し『リバーレイド』に似た雰囲気を漂わせている(古典的名作である『リバーレイド』が持っている魅力は、このゲームにはないけれど)。
時折、進路がプレイヤーの意表を突くようにして崩れる。プレイヤーが、患者に死がおとずれる前にステージのゴールまでたどり着くべく奮闘しているあいだ、心拍数モニターが発するビープ音がサスペンスを高める。
バクテリアのような一部の障害物を撃つと、その障害物が分裂するので、それらを除去するためには数発の弾を撃つ必要がある。
数字の8のような形をした血球は撃ってはいけないのだと理解するまでは、このゲームをまともにプレイするのは不可能だろう。
もし代わりに、プレイヤーがそれらの血球をかわして進んでいけば、このゲームは突如として物凄く簡単になる。
残念なことに、取扱説明書は入手するのが困難になっているし、そのうえ記述に不正確なところがあるのだ!
グラフィックは洗練されてはいるものの、単調で味気ない。
常に表示され続ける心拍数モニターはドラマを盛り上げるが、しかしなぜ死が間近に迫っている患者の心拍数が速くなっていくのだろうか? 私は医者じゃないけど、でも心拍数はスローダウンしていくべきではないか?
『Fantastic Voyage』は決してファンタスティックではないにしても、もしプレイヤーがこのゲームで何をするべきか把握しているならば、『Fantastic Voyage』はけっこう楽しく遊べるシューティングゲームだ。
あいにく、このゲームをどのようにして遊ぶのか理解したのならば、もう半分はクリアしたも同然だ。