海外で人気を博したアーケードゲーム『フロッガー』の移植作。
『フロッガー』は本当にたくさんの機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。
個人的な『フロッガー』にまつわる思い出といえば、『グルーヴ地獄V』のバイト地獄にあった『フロッガー』をパロディー化したゲーム(キノコ or DIE)だ。 ちなみに『グルーヴ地獄Ⅴ』はミニゲームの「バイト地獄」がしばしば話題になるけれど、DJごっこのような事ができるメインのミュージック・エディタが良くできていると思う。こことかここでサンプル(ピエール瀧作成リプレイデータだそうだ)を聴くことができる。
Atari 2600版の『フロッガー』にはこのParker Bros版の他にStarpath版が存在する。
YouTube Classic Game Room reviews FROGGER for Atari 2600
http://www.youtube.com/watch?v=OTa1eW4zaBA
Frogger (Atari 2600) How To Beat Home Video Games
http://www.youtube.com/watch?v=exDeFuhBKF4
Atari 2600 Frogger Commercial
http://www.youtube.com/watch?v=aEj4pjYHlD8
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.com/2600ff.htm#Frogger
発売元 Parker Bros (1982)
評価 A
シンプルなゲームのルールと、とても魅力的なグラフィックによって、フロッガーは史上最も素晴らしく、最も人気のあるAtari 2600用のカートリッジとなった。
この不朽の名作は年齢や性別を問わず楽しめるものになっている。
ゲームのルールは疾走する車やトラック、そしてブルドーザー(?)といった乗り物が左右に行き交う混雑した道を、プレイヤーが操作するカエルが横断していくというものだ。
プレイヤーが道を横断することに成功すると、次にプレイヤーの操るカエルは丸太やヘビ、ワニであふれかえっている川を進んでいく必要がある。
魅力的なメスのカエルをエスコートし、(カエルにとって)美味しいハエを捕まえると、ボーナス・ポイントを得ることが可能だ。
カエルがジャンプするときのアニメーションはいまいちだけれど、でもグラフィックはきれいでカラフルで、そして鮮やかだ。
このAtari 2600バージョンはアーケードバージョンとまったく同じくらい楽しむことが出来る。そしてこのゲームには、起動するさいに特別な機能を備えている。
難易度スイッチをBに設定すると、カエルが画面の端っこに漂っていき、画面の反対側から再び現われるようになる ―― このようなことはアーケードバージョンでは出来なかったことだ。
初心者モードと上級者モードに加えて、“スピーディー・フロッガー”モードに挑戦することも可能だ。
このモードにすると乗り物や丸太の動きが速くなり、連続ジャンプが出来るようにもなるが、プレイヤーの操作するカエルが事故を起こしやすくなる。
調和のとれた音楽がステージがはじまる前に一回ずつ流れるのだが、この音楽を最後まで聴かされずに途中でキャンセルできるような仕様であった方が良かったように思う。
フロッガーは良く出来たゲームだけれど、派手さはない。
もしあなたがもうちょっと画面が鮮明なフロッガーをプレイしたいのならば、より良く出来ているStarpathのThe Official Froggerをプレイするべきだ。