2008年6月5日木曜日

Frostbite (1983) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Activision (1983)
評価 A-
 
一瞥しただけだと、このゲームを“氷の上のフロッガー”の様なものだと誤解してしまうかもしれない。
だが、実際には『Frostbite』は『フロッガー』と『Q*bert』を混ぜ合わせたようなゲームなのだ。
画面は川の上を左右に流れていく四つの列をなした氷盤で構成されている。
プレイヤーは雪靴を履いたカラフルなエスキモーを操作して、鳥やカニを避けながら氷盤を跳びまわっていかなければならない。
氷盤の上に飛び乗ると、その白い氷の列が青になり、画面の上方にあるイグルー(イヌイット族の住居)が作られていく。
イグルーが完成し、主人公がそこに入っていくとボーナス点が加算され、それから次のステージに進んでいく。
後のステージには白熊が現われて、イグルーの近くをうろつくようになる――いい工夫だ。
ファイヤーボタンを押すことによって、主人公が立っている氷盤の流れていく方向を変える事が出来る。
この仕様は、ゲームに多くの戦略性を加えているけれど、この仕様を効果的に使うのはそう簡単ではない。
主人公が鳥やカニに触れると麻痺してしまうのだが、これが大きな欠陥となってゲームを台無しにしてしまっている。
自分ではどうする事も出来ないまま、主人公が鳥に突っつかれながら川に落とされていく様を見るのはイライラする。
それでもやはり、プレイヤーはこの困難を好きになる必要がある。
『Frostbite』は一見シンプルに見えるが、難易度が高いために、かなりの集中力が必要とされるゲームだ。