2008年8月30日土曜日

Frogs and Flies (1982) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 M-Network (1982)
評価 A
 
このゲームは、Atari 2600のゲームの中でも最大の隠し玉の一つとされている。『Frogs and Flies』は魅力的なグラフィック、革新的な操作(性)、そして素晴らしく良く出来た一対一のゲーム内容を特色としている。
各プレイヤーは画面の底に浮かんでいる二つのスイレンの葉の上にいる小さなカエルを操作する。操作方法はユニークであると同時に効果的なものだ。ジョイスティックを傾ける方向と、傾け続ける長さによってプレイヤーは自分が操作するカエルのジャンプする角度と飛距離の両方をコントロールする。操作の仕方によっては完全にスイレンに着地することに失敗して、しぶきをあげて水に飛び込んでしまうこともある。水の中に飛び込んだ後は自動的に葉っぱの上まで泳いで戻ってくる。
ファイアーボタンを押すことによってカエルの粘り気のある舌をサッと出して、頭上すれすれを飛んでいる、角ばってはいるがおいしいハエを素早く捕まえることが出来る。
ハエを一匹捕えるごとに2ポイントを得ることができ、日没までに最も高い得点を稼いだカエルが勝利する。ハエの動きは予測不可能で、相手プレイヤーがハエに近づく寸前にそのハエを横取りするのは気持ちいい。
風景はデコボコしているけれど、青々と茂った草が池を縁取り、ハエの頭上には木の枝が垂れ下がっていて、心地よい池の環境が画面から伝わってくる。
空が暗くなってくるにしたがって、アクションはより競争の激しいものになり、熱くなっていく。ゲームが終わるとハエが"The End"と書かれたサインを画面の中央まで引っ張ってきて、背景でコオロギの鳴く声が聞こえてくるようになる。
友人と私はこのゲームでとても楽しい時間を過ごしたが、そこでは対戦相手の心理を揺さぶるための、多くの汚い言葉が飛び交った。『Frogs and Flies』はまた女性の興味をそそるゲームでもあり、そして一人用アクションモードを用意しているM-Networkが発売した数少ないゲームの一つである。