2008年7月5日

E.T.(1982) (Atari 2600)



このゲームの開発、販売(売り上げの不振)、そして埋立地への在庫の廃棄(これはデマだという見解もある)に至るまでの経緯がウィキペディア(日本語)に書かれています。英語のウィキペディアからの翻訳であるために(私が訳したのではありません)、参考資料の欄も充実しており、読み応えのある記事になっています。
 
Atari ET commercial
E.T. (Atari 2600) (How To Beat Home Video Games 2)
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1982)
評価 F
 
1982年に不意打ちのクリスマスプレゼントとして『ET』を受け取った時のことを今でも憶えている。当時は、自分がこんなに運がいいなんて信じることが出来なかった。
素晴らしいタイトルスクリーンを見て、ETのテーマ音楽を聴いた時には、私は金を掘り当てたと確信した。私はこのゲームを何日もプレイして、どうにかして「これはいいゲームなんだ」と自分自身に言い聞かせた。物事を否定するのは良くない事なんだ。
20年後の今、私は自分の気持ちをありのままに受け入れる事が出来る。本当のところ、『ET』はもの凄くプレイヤーをいら立たせるし、ほぼ完全に面白みを欠いている。
ゲームの目的は悪漢を避けて行きながら、穴の中に隠された数々の電話の部品を集めていくことだ。問題は、忌わしい穴が至る所に存在する事だ! こんなことでプレイヤーを楽しませるつもりなのだろうか? 私はこのゲームの題材になっている映画を観たけれど、ETがただ一つの穴にさえ落ちた場面を思い出すことが出来ない。ましてや100個もの穴に落ちた場面などあるわけがない!
プレイヤーがいくつかの穴の底で惨めな思いをせずにすんだならば、画面の上段にある記号がプレイヤーがどんな動作(エリオットを呼ぶ、アメをなめる、部品の位置を探す、等)を行うことが可能なのか指し示してくれる。
このゲームにはいくつかの良く出来たアニメーションが用意されているけれど、頻繁に起こる不具合や粗末なデザイン、そして操作のややこしさがゲームの最初から最後までプレイヤーを悩ませることになる。
このゲームは明らかにやっつけ仕事だ。
アタリは最終的に、『ET』の売れ残ったカートリッジの在庫をコンクリートの埋立地に埋めることを強いられた。彼らはみんなのために便宜を図ってそんなことをしたという事を信じてもらいたい。Atari 2600版『パックマン』と共に、このゲームはアタリショック(the great video game crash of 1983)が起こってしまった原因のひとつだとされている。