2008年7月23日水曜日

Blue Print (1982) (Atari 2600)


 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。http://www.videogamecritic.net/2600bb.htm#Blueprint
 
発売元 CBS(1982)
評価 C-
 
数年前に、私は華美なグラフィックと洗練されたゲーム内容によって『Blueprint』に魅せられた。
もちろん、その当時は私は若くて、すぐに物事から感銘を受けてしまう時期だった。年を重ね、分別が付いた今、私はもっと批判的な眼を持ってゲームを評価することが出来るようになった。
プレイヤーの目的は、尻尾をつけて走って来る太った赤い魚から主人公の彼女を守ることだ。まず初めに、プレイヤーは住宅地の迷路に撒き散らされている部品を集めて、大砲を組み立てなければならない。
各ステージがはじまると、どこに部品が隠されているか、チラリと見せられる。というわけで、そのときはぜひ集中しよう! 個人的に私にとって、この(どこに部品が隠されているかを)“記憶する”要素は本当に苦痛である。もしプレイヤーが、どこに部品があるのかを暗記できないと、試行錯誤を繰り返さなければならなくなってしまう。部品のない家に入ると、プレイヤーは爆弾を手に持つ羽目になる(そしてこの爆弾はすぐに捨てる必要がある)。
真っ赤な怪物は迷路の至る所でプレイヤーの操る主人公を追いかけてくる。けれどもファイヤーボタンを押すことで、主人公は簡単に速く走れるようになり、その機能は逃走するうえで助けとなる。
一度大砲が完成すると、二番目の画面が現われる。ここでは画面の上段で、敵が主人公のガールフレンドに近づいていく様子が観望でき、ヤツをやっつけるために正確にタイミングをあわせて大砲を発射することが要求される。
次のステージではより多くの部品を集めなければならないのに加え、プレイヤーに与えられる時間が短くなり、そのため難易度が高くなる。
『Blueprint』はあらゆる場所に多様な色がつけられていて、そのグラフィックは素晴らしい。それに対して、絶え間なく流れる音楽はかなりヒドイ。
これらすべてを考え合わせると、『Blueprint』は良いグラフィックと十分なオリジナリティを備えてはいるものの、頭痛を誘発するゲーム内容がこのゲームを推薦する事を困難なものにしている。