2008年1月5日土曜日

『Manic Miner』 (1983) (ZX Spectrum)




『マニック・マイナー』(Manic Miner)は当時、17歳だったマシュー・スミス(Matthew Smith)によってZX Spectrum用に作られた(のちに多機種に移植された ― 機種別のスクリーンショット)、アクションゲームである。
『マニック・マイナー』は初め1983年にBug-Byte社によって発売されたが、その後Software Projects社が再発売した。
このゲームと、このゲームの続編である『Jet Set Willy』は多大な人気を得て、ZX Spectrumを代表するゲームの一つとなった。
マシュー・スミスはインタビューでこのゲームを作るに当たって"Miner 2049er"を参考にしたと語っている。
 
プレイヤーは鉱山夫のWillyを操り、殺人便器、邪悪なペンギン、突然変異体の電話といったモンスターを避けて行きながら、出口の扉を開けるための鍵や宝物を集め、ステージをクリアしていく。
モンスターに接触するか、毒に犯された植物に触るとWillyはやられてしまう。また、酸素供給が途絶えてもWillyはライフを一つ減らしてしまう。この少しずつ減少していく酸素供給のゲージはタイムリミットの役割を果たしている。
ステージは全部で20ある。
 
オープニングで流れる曲はヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』。
ゲーム中に流れる曲はエドヴァルド・グリーグ作曲の"In the Hall of the Mountain King"。
 
2005年にイギリス(ZX Spectrumはイギリスで発売され人気を博したホーム・コンピュータだ)で放送されたシチュエーション・コメディー・Nathan Barleyのエピソードの一つで、このゲームへのオマージュとして、『マニック・マイナー』に登場するローディング画面が登場した。
 
動画へのリンク
 
Manic Miner Walkthrough
Matthew Smith Interview Manic Miner ZX Spectrum