このゲームは様々な機種に移植されている(機種別のスクリーンショット)。
動画 - Classic Game Room HD - Q*BERT for Atari 2600 review
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Parker Bros (1983)
評価 B
『パックマン』や『ドンキーコング』のように、『Q*bert』は真に時の流れに耐えている(廃れることのない)古典的名作のひとつだ。
この惑星から人類が絶滅したずっと後に、我々(人類)に変わってゴキブリ人間が地球を支配することになったとしても、そのゴキブリ人間どもは『Q*bert』をプレイするであろう。
このゲームの単純明快さと奇妙なキャラクターの数々は、あらゆる年代の男性、女性、そしてゴキブリ人間を魅了する。
このゲームの人気者(主人公)は、円筒形の鼻をもった奇妙なキャラクターだ。
ゲームの目的は迫り来る危険の数々を回避していきながら、ピラミッドを飛び跳ねて、全てのブロックの色を同じ色に変えていくことだ。
数々の赤い球が転げ落ちてきて、サムと名付けられた緑色の異様な姿をしたキャラクターはブロックを元の色に変えてしまい、ヘビのコイリーは我らのヒーローを執拗に追いかけてくる。
正直に言って、はじめて私がこのアタリ2600版の『Q*bert』をプレイした時は、乏しくなってしまったヴィジュアルに冷淡だった。
と言うのも、これらのデコボコしていて分離された四角いブロックの数々は、アーケードゲームで描かれていた本来のピラミッドと少しも似ていないからだ。
そして、(主人公の)Q*bertの眼に何が起こったのだろうか?? 主人公の眼が彼の頭に付いた二つの穴ぼこに見える事が、(アーケード版での)愛嬌のある姿を魂の抜けた異様な姿をしたキャラに変えてしまったのだ!
そして、キャラクターの動作にも問題がある。キャラクターの動作がとても乏しいものになってしまっているのだ!
Q*bertはブロックのあいだを滑らかに動いていくけれど、悪党どもは単にブロックの上から消滅して、そして隣のブロックに再出現するだけなのだ。このことは彼らの動きを予測するのを難しくするだけでなく、単に見栄えが悪くなっている。
また、(アーケード版では)回転していた“エスケープ・ディスク”は単純な白線で表現されている。
操作の面では、プレイヤーはコントローラのスティックを45度傾斜させることを要求されるが、これは少しやりにくい。
でも、それにも関わらず、このアタリ2600版の『Q*bert』は多大な人気を得たアーケードゲームの魂と楽しさを何とか捕えている。
カラースキームは見ていて心地よく、調子の良いテーマ曲がステージとステージのあいだに流れる。
Q*bertは敵に捕まると、彼は“!#?”と叫ぶ。ビデオゲームの世界における悪罵の断片であるこの言葉は、“[卑猥語]-[卑猥語] [卑猥語]”と訳す。
ワオ、これはかなり過激(ハード・コア)じゃないか!
おそらくこのゲームは成人指定にする必要があるかもしれない!
難易度はたったの二つしか用意されていないけれど、難易度“A”は百戦錬磨のゲーマーでも手応えを感じるだろう。
総合的に考えてみると、このアーケードゲームの移植版は欠点はあるものの、かなりやりがいがある。