2008年3月18日火曜日

Pete Rose Baseball (1988) (Atari 2600)



 
動画 ― Pete Rose Baseball sur Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Absolute (1988)
評価 C-
 
Atari 7800版の『ピート・ローズ・ベースボール』を非難したので、もしこのAtari 2600版の評価を下げなければ、私は偽善的なろくでなしという事になってしまう。
このゲームは技術的に空間の奥行きを表現している(そのようなものはAtari 2600のタイトルでは滅多に見る事ができない)ので、このゲームの評価を下げる事は残念だ。
画面はテレビの野球中継のように、ピッチャーの後方に視点が固定されていて、キャッチャーの後ろにはちゃんと審判もいる。ピッチャーが振りかぶって投げる動作は滑らかだ。
バッターがボールを打つと画面に内野の右半分か左半分が表示され、そしてボールが内野を抜けた際には、外野の画面が表示される。
外野はウォーニング・トラックや青いフェンスがきちんと描かれていて、青いフェンスには飛距離を示す数字も描かれている。
フライボールの動きはスムーズで追いかけるのは簡単だし、フライボールが外野フェンスに当たって跳ね返ったりもする。
守備の選手の操作に関して言えば、Atari 7800版と同様に内野手が動き回る事の出来る範囲がとても限られていて、操作がしづらい。
だけど、このゲームでは打ったボールが内野ゴロになる確率が低いため、それはそんなに問題ではないようだ。
それ以外の点では、操作性はとても良い。
このゲームの本当の問題は、打ったボールが頻繁にホームランになってしまい、最終的なスコアが10点台かそれ以上になってしまう所にある。
あまりにもホームランが多いため、ランナーが各ベースをゆっくりと小走りしながらまわって行くのを見るのに飽き飽きしてしまう。
ファールボールも多すぎる。そしてなぜ両チームの選手たちは同じ白のユニフォームを着ているのだろうか?
『ピート・ローズ・ベースボール』は見た目はいいかもしれないが、このゲームは本格的な調整をして改良すべき点がたくさんあった。