2008年2月2日土曜日
Keystone Kapers (1983) (Atari 2600)
このゲームはAtari 5200, Atari 8-bit, ColecoVision,そしてMSXでも発売されている(機種別のスクリーンショット)。
動画 ― Keystone Kapers Atari 2600 Review
http://www.youtube.com/watch?v=ihu3fgC4S5c
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://www.videogamecritic.net/2600hl.htm#Keystone_Kapers
発売元 Activision (1983)
評価 A-
デパートを舞台とし、画面のキャラクターがちらつく事もなく、そして動作が滑らかなこのゲームは、Atari 2600用に作られたゲームの中でも最も見た目の良いゲームかもしれない。
さらに、シンプルなコンセプトと操作性の良さのために、『Keystone Kapers』(*下の訳注を参照)は見た目の良さに相反することなく楽しく遊ぶことが出来る。
プレイヤーは警棒を装備した警官を操作して、目立つ白と黒の縞模様の囚人服でめかしこんだ泥棒を追いかけていく。
追跡劇は三階建てのデパートで行われる(デパートは幅が広く、幾つかの画面で構成されている)。
泥棒は屋上に向かうので、プレイヤーは時間切れになる前にこいつを捕らえなければならない。
ゲームは一階からスタートし、飛び跳ねるビーチボールをしゃがむなどしてかわしたり、暴走するショッピング・カートの上を飛び越えたりしながら、エレベーターやエスカレーターを使用して追跡する。
現在、プレイヤーの操作するキャラクターが「しゃがむ」ことは当たり前の事と見なされているけれど、1982年当時はそれがとても珍しい事だった。
障害物にぶつかるとほとんどの場合は残り時間が減るだけだけれど、おもちゃの飛行機が顔面にぶつかった場合には、プレイヤーはライフを一つ失うことになる。
このゲームで最も印象的で素晴らしいのは、主人公がエスカレーターに乗ることが出来るということだ。
それはとてもクールだというだけでなく、プレイヤーがエスカレーターに乗ることに飽きることは絶対にありえないということでもあるのだ! それがたとえ29年後であっても! エスカレーターに乗ることが楽しすぎて、なぜ屋上にいくのにもエスカレーターを使わなければならないのかという疑問がまったくわかなかったくらいだ。
エレベーターもきちんと出来てはいるが、ドアが狭すぎるので走っている最中にエレベータに体を押し込めるのは困難だ。まあ、単に難易度を上げるためにそうしたのかもしれないけれど。
難易度が一つしかないのは残念だ。でも『Keystone kapers』は時の試練に耐え、Atari 2600のコレクションの一つに加えるのに相応しいゲームだ。
ヒント:ほんのちょっとでも時間を短縮するために、エスカレーターに乗る際はエスカレーターに向かってジャンプして乗ろう。
*訳注:このゲームはアメリカで1912年から1917年にかけて製作されたサイレント映画のコメディの数々に登場した、どじな警官のグループである「Keystone Kops」をモチーフにして作られた。
(参照:キーストン・コップス,Keystone Kops)
Keystone Kopsの綴りがCopsではなくKopsとなっているように、Keystone Kapersのつづりも Caper(泥棒)ではなくKapersになっている。