動画 ― Star Wars: The Empire Strikes Back for the Atari 2600
https://www.youtube.com/watch?v=NcWGvwYWHgY
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
https://videogamecritic.com/2600ssz.htm?e=82907#rev416
発売元 Parker Bros (1982)
評価 B+
自機が素早く動き、画面も素早くスムーズにスクロールするこのシューティングゲームは、人気のある映画『スターウォーズ』の「ホスの戦い」を再現している。
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』をベースにしたどのゲームも、定義上は真正に“冬”のタイトルとして見なされる。
寒地荒原の上を小さなスノースピーダーで滑空すると、そのスピード感によって爽快な気分を味わうことが出来る。
見た目はデコボコしているけれど、頭と足が動作する、前進してくるインペリアル・ウォーカーはよく描かれている。
ゲームの目的は、インペリアル・ウォーカーが画面の右端に到達しないように、可能な限り食い止めることだ。
(画面の底に表示されている)スキャナーはインペリアル・ウォーカーの位置を表示する。もしそれらの巨大な象のような形をしたロボットの一つがスキャナーの右端に到達してしまったら、(自機が所属する)反乱同盟軍は打ち負かされ、ゲームオーバーになってしまう。
インペリアル・ウォーカーと戦いを繰り広げることは、いたちごっこをハイテクなゲームに置き換えたようなものだ。
インペリアル・ウォーカーに向けて48発撃つと奴らを破壊することが出来る。
そう、48発も当てなければならないのだ。
インペリアル・ウォーカーが受けているダメージの状況によってインペリアル・ウォーカーの色が変わるのだが、黄色や赤紫色に変わるとリアリズムが薄れてしまう。
時々、光るピクセルによって弱点が指示されるので、一発の狂いのないショットで奴らを破壊することが可能となっている。
残念ながら弱点はちょっとの間しか表示されないので、弱点に当てることはものすごく難しい。
インペリアル・ウォーカーは避けることがすごく困難なレーザーを放ってくる。
ありがたいことに、プレイヤーは自機を着陸させることで自機を修理することが出来る(一機につき二回可能だ)。
プレイヤーが自機を2分間無傷に保つと、スター・ウォーズのテーマ曲が流れはじめ、自機は20秒間無敵になる(ヒャッハー!)。
このゲームにはAT-AT(インペリアル・ウォーカー)の胴体を通過できなくなってしまう(足は通過できる)"solid walkers"という高い難易度のバリエーションも用意されている。
"smart bomb"バリエーション(モード)だと、AT-ATのミサイルが自機を追尾してくるようになる。それによってプレイヤーは気が狂いそうになるだろう。
まったくもう、私は初期設定のままで遊ぶことにするよ(それでも十分にむずかしいのだが)。
私がこのゲームで最も好きなところは、敵が襲来してきた際の緊張感やサスペンスをうまく伝えているところにある。
実は、このゲームで遊んでいたら“まめ”ができてしまった。
Star Wars: The Empire Strikes Back (『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』)は一見したところ浅いゲームに見えるかもしれないが、満足感の得られる指がうずくほどのゲーム内容と、容赦ない難易度の高さを提供している。