2012年3月24日土曜日

Video Pinball (1981) (Atari 2600)



 
動画 ― Classic Game Room HD - VIDEO PINBALL for Atari 2600
http://www.youtube.com/watch?v=WBjtsJ_DJio
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://videogamecritic.net/2600uz.htm#Video_Pinball
 
発売元 Atari (1981)
評価 B
  
これはゲームにおいて部分よりも全体が勝っているという完璧な例だ。
一見したところ、Video Pinballの見た目はまったく面白くなさそうにみえる。
ブルーの台はスカスカで中身がそんなにつまってないし、四角いバンパーを見るとこのゲームで楽しむのが困難なように見えてしまう。
画面の底にある二つの白いフリッパーは小さいし、私の望むよりも反応が悪い。
両サイドにある二つの白い“スピナー”はボールのスピードを進めるよりもむしろ遅くしてしまう。
しかしそれでもVideo Pinballは中毒的で楽しいゲームだと証してみせている。
特筆すべきは、実際のピンボールよりもボールの動きに影響をあたえる優れたナッジ(台揺らし)の操作性だ。
一度プレイヤーがティルト(台の揺らしすぎの事)することなしに如何にボールをうまく操るかを学んでしまえば、あらゆる戦略が展開できるようになる。
はじめはプレイヤーは上段にあるダイアモンドにボールを当てることに集中したくなるであろう。それによってバンパーを増やすことができるからだ。
また、Atariのシンボルマークのロールオーバーに四回ボールを当てると、追加のボールを稼ぐことが出来る。
一度ナッジの操作をマスターしてしまえば、プレイヤーはほとんど永遠(!)にロールオーバーを通してボールを飛び回らせることが出来るようになる。
右の方のロールオーバーにボールを当てることによって、プレイヤーは多くのボーナスポイントを稼ぐことが可能だ。
このゲームは何度も何度も繰り返しプレイしたくなるゲームで、プレイヤーはプレイするたびに少しずつうまくなっていく。
私は、子供時代に友人のビリーと一緒にこのVideo Pinballをプレイした事をおぼえている。彼は永遠にボールをロストすることがなかった。
このゲームは実際のピンボールに少ししか似ていないけれど、Video Pinballのユニークなスタイルはプレイヤーに面白い体験を与えてくれる。