これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
発売元 Atari (1977)
評価 D
『サラウンド』はAtari 2600用のゲームとして最初に発売されたタイトルのうちの一つだ。
原始的なグラフィックとビーッと鳴るサウンド・エフェクトでそのことがわかるはずだ。
友人とこのゲームを数回遊んだ後、このソフトをどう評価していいのか本当に途方に暮れてしまった。
このゲームには批判するべき所もなければ、興奮して熱くなるような所もない。
要するに、評価の対象になるような材料が『サラウンド』には多く含まれていないのだ。
二人のプレイヤーがブロックを操作して画面のあちこちに動かしていく。
各ブロックは、動くと後ろにカベを残していき、そして相手がそのカベに衝突したらあなたの勝ちとなる。
相手の行く手を妨げる事はたまに出来るけれど、むしろ、相手がカベにぶつかる前に、こちらがぶつからないように心がけながら操作したほうが勝利を得られやすい。
12のゲーム・バリエーションが用意されており、その中には、自機が斜めに動くモードや、自機の後ろにカベを残さないようにするオプション、そして自機を画面の端まで動かした際に、画面の反対の側から現れるようにするオプションなどがある。
最も優れたオプションは“スピードアップ”というオプションで、これを選ぶとゲームのペースが次第に速くなっていく。
コンピュータが操作する相手は完全にアホだけれども、しかし対人戦だと多少は面白い。
“ビデオグラフィティ”バリエーションを忘れてはいけない。このバリエーションでは、プレイヤーは画面にデコボコの絵を描いていくのだ。
これが、かつて一度は娯楽であると考えられていたとは信じがたい。
『サラウンド』はAtariのゲームの中でも発売後に最初に製造停止になったゲームのうちの一つである。