2010年1月23日土曜日

更新情報

1月3日に『Fantastic Voyage』の原文のレビューが大幅に書き換えられたので、和訳も新しく書き換えました。

2010年1月16日土曜日

Star Strike (1982) (Atari 2600)



動画 ― Star Strike for the Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Mattel (1982)
評価 C
 
この『スターストライク』でプレイヤーは、『スターウォーズ』の一作目のクライマックスと同じ様に、エイリアンの宇宙ステーションの溝の中を飛行していく。このゲームの目的は迫り来る破滅の危機から地球を救うことだ。
画面の上段に大きく浮かんでいる地球は、少しずつエイリアンの攻撃の標的範囲の方へと移動していく。
プレイヤーは地球を守るために、周期的にあらわれる八つある穴(その穴は地下ミサイル格納庫に通じている)に爆弾を落とさなければならない。
敵の宇宙ステーションの溝に沿って前進しているように錯覚を起こさせるグラフィックは、これが1982年に作られた3Dエフェクトであるという事を考慮に入れれば、かなり良くできているといえる。
プレイヤーは自機の動きを後方から見るようになっている。前方からは複数の隕石が迫ってきて、後ろからは空飛ぶ円盤が忍び寄ってくる。
地表に映る自機や敵の影は、それらの危機に対処するために必要な位置関係の確認をするのに役立つ。
空飛ぶ円盤が発射する弾や隕石に当たると、プレイヤーは一時的に自機を操作することができなくなり、その結果として溝の底に墜落してしまうようなことが起こってしまう。そうなったらゲームオーバーだ。
弾を前方に発射することができるけれど、多くの弾を発射できるようにはなっていなくて、迫ってくる隕石などに狙いを定めるのが困難になっている。
溝の中を低空飛行すれば、ファイアーボタンを押すだけで自動的に爆弾を落とせるようになる。
ゲーム内容の大部分は、ときどき穴が近づいて来た時に(穴が近づいてくると、ビープ音がそれを知らせてくれる)溝に向かって下降しながら、飛来してくる隕石や円盤の攻撃を避けていく事だ。
ゲーム内容はシンプルだし、点数も表示されないとはいえ、この『スターストライク』はほんの少しの間、何とか私の気を引き続けた。
私は少なくとも一度はこのゲームをクリアしようと試みたが、それにはいくぶん忍耐力が必要であった。
ゲームをクリアしても、あるいはゲームオーバーになったとしても、プレイヤーは短いエンディングを見ることができる。
本体の難易度選択スイッチで、四つの難易度を選ぶことが可能だ。
『スターストライク』の完成度は高いとはいえないけれど、難易度の高さがプレイヤーのやる気を起こさせてくれるかもしれない。