2008年1月6日日曜日

『Gyruss』 (1984) (Atari 2600)



 
コナミのアーケードゲームの移植作。日本では1988年にファミコンのディスクシステムに移植されている。アーケード版GyrussはXbox Live Arcadeでプレイが可能。
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
http://www.videogamecritic.net/2600fg.htm#Gyruss
 
発売元 Parker Bros (1984)
評価 B
 
このゲームは美しいとは言えないけれど、Parker Brothersにはグラフィックが複雑な人気アーケード・ゲームを Atari 2600に移植することを“試みた”ことの功績を称えたい。
『ジャイラス』は宇宙を舞台にしたとてもユニークなシューティングゲームだ。
プレイヤーは(宇宙船に備え付けの)砲台を円状にグルグル回しながら、画面の中央と外側の両方から出現して くる異星人に弾を発射していく。
このゲームはかなり多くの拡大縮小と回転が使われている--古いハードでは困難なことだ。
このAtari 2600への移植作はちらつきによる災難をこうむっていて、そして異星人の宇宙船はまるで画素に分解 されて奇妙な振る舞いをする間抜けな染みのようだ。
アーケードとは違い、プレイヤーは一度に多くの異星人を見ることは出来ない(最大で6人)し、そして彼ら異星人は画面の中央で編隊を組むことはない(彼らはただ消えていくだけだ)。
しかし、その平凡なヴィジュアルにもかかわらず、驚くべきことにこのAtari 2600版はアーケード版をプレイするのと同じような感覚で遊べるのだ。
異星人は決まったパターンで攻撃して来て、やがて中央に消えて行き、そして二つ一組で再出現する。小惑星はいつも危険な存在で、少々の警告とともに現われる。
『ギャラガ』のように、このゲームには“ダブル・ショット”パワーアップがあり、“チャンス”ボーナス・ステージがある。
もしあなたがアーケード・スタイルのジョイスティックを所有しているならば、このゲームにそれが必要だ。なぜなら『ジャイラス』は常にボタンを連射していなければならないからだ。
目的地である惑星は各ステージごとに画面の中央に現われる。そして、あなたの最終目的は地球に行く事だ。
このゲームはBGMにバッハの素晴らしいクラシック音楽を使用している(『ジャイラス』はそのことでよく知られている)。
サウンドエフェクトはないけれど、音楽はAtari 2600で聴くことの出来るものでも屈指のものだ。
『ジャイラス』は少し簡単なので、必ず最も難しいレベルでプレイすることをお勧めする。
 
アーケード版『Gyruss』を紹介しているTV番組
Retroware TV - Episode 5 Part 4 - Gyruss