2009年8月24日月曜日

Planet Patrol (1983) (Atari 2600)



動画 - Planet Patrol for the Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Spectravideo (1983)
評価 D-
 
『プラネット・パトロール』には典型的な横スクロール・シューティングよりもっと良いゲームにしようという意欲があらわれているけれど、プログラマーは力を出し切れなかったようだ。
画面の左側から大きいミサイルと小さいミサイルが迫ってくる。プレイヤーの操る戦闘機は大きいミサイルを撃破することはできるけれど、小さいミサイルは自機に当たらないように避けていかなければならない。
しばらく経ってから、プレイヤーは“動けなくなったパイロット”に近づいていく。そのパイロットの飛行機とドッキングするとボーナスポイントを獲得することができる。
その後、三つの大きな緑色の建造物からなる敵の基地が出現する。プレイヤーはその三つの建造物を破壊しなければならない。
最後に瓦礫の迷路のなかを脱出口まで飛行していく。
次のステージに移る前に、着陸して燃料を補給することが可能となっている。
このゲームには“夜のステージ”も用意されていて、そこではプレイヤーが弾を発射した時だけ敵が見えるようになる。
これらの全ては、Atari 2600のゲームとしては凄く野心的な試みに聞こえるけれど、粗雑なグラフィックやひどい当たり判定、そしてギクシャクした動きのアニメーションのせいで『プラネット・パトロール』はワゴンセールに陳列されるタイトルになってしまった。
画面を文字通り飛んで横切る燃料補給用トラックは、哀れに見える。
ゲームの中心を構成するしっかりとした部分がないために、洗練されたゲーム内容が台無しになってしまっている。

2009年8月17日月曜日

Space Chase (1981) (Atari 2600)



これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Apollo (1981)
評価 F-
 
それはそんなに多く起こることではないけれど、時々、これまで聞いた事もないAtari 2600のタイトルを、eBayで見つける事がある。
『スペースチェイス』はそんなゲームのひとつで、そしてこのゲームはおそらく私が見てきた中でも最悪のビデオゲームだ!
画面には惑星が表示され、その惑星の大陸は縦にスクロールする。それによってプレイヤーに惑星が回転しているという錯覚を少し起こさせる。
どうやらこのしょぼい“スペシャル・エフェクト”がこのゲームの全体の基礎となっているようだ。
デコボコしたエイリアンが、三匹横に列を成して、爆弾を落としながら画面を横切ってくる。プレイヤーは単に、ミサイルをそのエイリアンにコツコツと撃っていくだけだ。
私がプレイしたバリエーションだと、エイリアンはまるで映画『インディジョーンズ』に出てきたクリスタル・スカルみたいだった。
アニメーションはぎこちなく、当たり判定はヒドイ。
プレイヤーの放ったミサイルが、敵のミサイルに当たった時に相殺されるという仕様は、ゲームの質を高めているとは言えない。――むしろ、それによって敵の編隊を不必要に増やしてしまう事になるために、この仕様はゲームの質を低下させているというべきだろう。
ゲームをどんなに続けても、エイリアンの種類や色が変わらないだけでなく、難易度さえも変わらないというのは、まったくヒドイ。
『スペースチェイス』は、カートリッジがAtari 2600の本体に刺さっている状態だとまったく魅力的には見えないが、そのカートリッジがゴミ箱の中にある時は、素晴らしい光景になるのだ!

2009年8月1日土曜日

G.I. Joe Cobra Strike (1983) (Atari 2600)



動画 - Classic Game Room HD - GI JOE: COBRA STRIKE for Atari 2600
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Parker Bros (1983)
評価 B-
 
控えめにいっても異様なこの『GIジョー : コブラストライク』は私が予想していたものとは全く違っていた。
画面の上半分に巨大なコブラが姿を現していて、そのコブラは威嚇するようにして左右に滑るように動く。
コブラは人目を引くように描かれている。ニョロニョロと体を動かすその様は、プログラミングの優れた一面を垣間見ることができる。
画面の底にある建物のあいだを、陸軍の新兵達が走っていくのが見える。彼らはコブラが吐き出す毒による攻撃を受け、レザービームによって粉砕される。
彼らを守るため、プレイヤーは画面の中ほどにあるシールドを動かし、さらに画面の両端にある砲台からミサイルを発射させる。
このゲームではパドルコントローラーを使用するが、操作性は良くない。
シールドはヌルリと動いてしまって、うまく操作できない。そのイライラする操作感は、スイカの種を取ろうと奮闘するあの感覚を連想させる。
ファイアーボタンを押すことで砲台からミサイルを発射することができるけれど、ミサイルは現実ではありえない不合理な動き方をする。
プログラマーは難易度を高めるために、わざと操作性を悪くしたのであろうか?
不安定な操作性にもかかわらず、『GIジョー』はそんなに悪いゲームではない。
協力モードでは、二人のプレイヤーが協力して兵隊達を守ることができ、さらに三人目のプレイヤーはコブラを動かすことさえ可能なのだ!
『GIジョー』はかなり奇妙なゲームではあるものの、Parker Bros.はそこそこいい出来のゲームに仕上げている。