2008年5月29日木曜日

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 (1982) (Atari 2600)



映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』をゲーム化したもの。
 
動画―Atari 2600用ゲーム『Raiders Of The Lost Ark』
ゲームを開始してからクリアするまでの動画
 
これより下の文章は以下のサイトの英文を訳したものです。
翻訳することに関しては、The Video Game Criticの管理者Dave氏から承諾を得ています。
 
発売元 Atari (1982)
評価 C
 
もしこのゲームがラベルのアートワークが示唆するようなものであったならば、このゲームの実際の画面の見た目やプレイする感覚は映画を追体験するようなものであっただろう!
オーケイ、それは実現されていない。けれども、『Raiders of the Lost Ark』(原題)はアクションとパズルの要素を融合したいい仕事をしている。
映画と同様に、ゲーム内容は商人達と物々交換し、神殿の中を探検し、ヘビを避け、盗っ人から逃げ、そして聖櫃のある場所が記されている隠された地図のある部屋を発見するべく試みるというものだ。
頼りになる鞭を携えて、彼のトレードマークである中折れ帽子を被ったインディーは生き生きと良く描かれており、ハリソン・フォードに良く似ている。
ヘビはそれらしく滑らかにニョロニョロと進んでくるものの、その他のグラフィックは全般的にひどく抽象的だったり、単にひどい出来だったりする。盗っ人、錯乱する狂人、そして巨大な蜘蛛の外見は恐ろしくひどい出来なので、プレイヤーはマニュアルをよく見て自分が今何を見ているのかを知る必要がある。プログラマー達がそれ以上自分たちでアートワークに手を出さなかったのはいい事だと言えるだろう!
ゲームのはじめと終わりにインディー・ジョーンズのテーマがループして流れるのはイライラさせられるけれど、それ以外の箇所の(BGMなどの)音響部分はそっけないものだ。
『Raiders』の操作方法は変わっていて、プレイヤーは一人プレイであるのにも関わらず、二つのジョイスティックを用意する必要がある。一つめのジョイスティックはインディーを操作するのに使い、もうひとつのジョイスティックはアイテムの管理に用いる。
プレイヤーは銃や鍵、パラシュート、時計、シャベル、そして様々な古代の遺物などといったアイテムを一度に六つ持ち運ぶことが可能だ。
新しいエリアを発見していくのは楽しいけれど、その一方で画面上を探検して行くのは物凄くイライラさせられる。ツェツェバエは主人公に寄生してくるし、灯船は主人公を閉じ込めてしまうし、盗っ人どもはプレイヤーの所有するアイテムを盗んでいくし、断崖から落ちるのはこのゲームでは当たり前の事だ。
それぞれのアイテムの使用目的を見極めるにはかなり多くの試行錯誤が必要となる。1982年当時、私の妹が手榴弾を使って石の壁を破壊して、大きな洞穴が出現した時の事を今でも憶えている。その時私は物凄く驚いたが、数年後、妹はマニュアルの後ろにあるヒント集を盗み見たことを認めたのだった!
グラフィックの面で問題があり、しばしばイライラさせられるものの、辛抱強いゲーマー達ならこのゲーム『Raiders of the Lost Ark』の込み入った複雑性を高く評価するかもしれない。
最後に「聖櫃」を発見した時には、プレイヤーは真の達成感を得る事が出来る。
確かに、このゲームを愛することは可能だ。しかし、プレイヤーには本当に大変な試行錯誤が求められるのだ!